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「展示会スマートナビ カイケツくん」開発中
2025年5月27日に開催される第10回「解決市場」に向けて、弊社では現在、「展示会スマートナビ カイケツくん」の開発を進めています。
この記事では、その開発ストーリーやシステムの概要をご紹介します。
今回の取り組みは、「解決市場」がもっと来てよかったと思ってもらえる場になればという想いから、有限会社Amajin 代表取締役 天神様の呼びかけで発足した「解決市場実行委員会」の話し合いから始まりました。弊社代表平木も実行委員として参加し、JCAとして何か貢献できることがないかと考える中で、今回のアイデアが生まれました。
弊社はこれまで、「解決市場」や「DXPO」等、複数の展示会に出展してきました。出展者として、また時には来場者として参加する中で、双方の立場からいくつかのジレンマを感じる場面がありました。
例えば、来場者の中には、明確な目的を持って来場する方もいれば、情報収集を目的とした方等、目的がはっきりしていない方もいます。明確な目的がある場合は、関心のあるブースを回るため、それ以外のブースには立ち寄られにくい傾向があります。実際には、目的以外のブースにも新たな気づきや課題解決のヒントがあるかもしれませんが、そうした出会いが自然に生まれにくいのが現実です。
また、出展者としては自社のサービスに関心を持ってもらえそうな方にアプローチしたくても、声をかけるタイミングや、立ち止まってもらうきっかけづくりに悩む場面もあります。
こうした状況を踏まえて浮かんだのが、「会場にコンシェルジュのような存在がいれば」という発想でした。
「解決市場」を主催する株式会社セブンマーケット 代表取締役 内田様は、全出展企業のサービスや特徴を把握されており、来場者のニーズに応じて、どのブースを回るべきかを的確に案内できる方です。当日、会場の入り口で内田様が来場者一人ひとりの課題や悩みを聞き、その方に合ったブースを案内していくコンシェルジュのような役割を担っていただくことができたら理想的ではないか。そのイメージが、今回のアイデアの出発点となりました。
しかし、それを実現することは現実的に難しいため、私たちはこの役割をITの力でどう実現できるかを考え、「展示会スマートナビ カイケツくん」の開発に取り組むことにしました。
実現に向けて、メンバーの一人に「来場者のビジネス課題を聞き取り、おすすめのブースを提案するシステムは作れるか」と相談したところ、1日ほどでデモ版のシステムが完成しました。アイデアを素早くかたちにできる技術力は、私たちの強みの一つです。
開発したメンバーです!↑
ここからは、「展示会スマートナビ カイケツくん」の使い方をご紹介します。
まずは、検索方法を「ブースのカテゴリ」または「解決したいジャンル」のいずれかから選択します。
次に、気になるカテゴリまたは自身の課題に近いジャンルを選択します(複数選択可)。
(「ブースのカテゴリから探す」を選択した場合)
(「解決したいジャンル」を選択した場合)
続いて、興味のあるキーワードを選択します(最大3つまで選択可)。
選択したカテゴリやジャンル、キーワードをもとに、AIがおすすめのブースを分析。
おすすめ度やおすすめ理由とあわせて、最適なブースが表示されます。
※この記事でご紹介している画面や操作手順は、現在開発中の内容に基づいています。今後のアップデートにより、リリース時には仕様やデザインが一部変更となる場合があります。
内田様と天神様に、アイデアを聞いた際の印象や、デモ版のシステムを実際に体験していただいた際の感想をお聞きしました。
株式会社セブンマーケット 代表取締役 内田様
まだ試作段階とのことでしたが、実際に操作してみて、「カイケツくん」のシンプルな操作性と的を射た回答のクオリティに驚きました。
「解決市場」は、AIから人事まで企業課題の解決策を幅広くご紹介する展示会ですが、自社の課題が掴めないままご来場いただく場合も多く、案内人が必要だった展示会自体の課題を、まずは解決してしまった「カイケツくん」に脱帽でした。
弊展を皮切りに、今後、様々な分野の展示会から引き合いがあるでしょうし、WEB上でも稼働できるとのことですので、様々な課題への熟練の道案内人、JCAさん発の「スーパーナビゲーター」が、様々な分野で活躍するのではないかと思いました。
有限会社Amajin 代表取締役 天神様
アイデアを聞いた時は、「コレだ!」と(笑)従来のDX系のイベントではなく、まるでフェスのような感じにしたい。とお伝えしていたので、何が出るんだろうと、ワクワク感があって、とてもいいなと直感的に感じました。
さらに会場入口で多くの来場者がスマートフォンを手にしている光景が一瞬で浮かび、「これはビジネスをしている人はみんなが興味がある」と、確信したのを覚えています。
画面は非常にシンプルで、操作もスムーズです。選択式の簡単な入力で、ゲーム感覚で進められます。 ナビの結果がオススメ度で出てくるので、意外な企業のサービスもあり、自身のビジネスの課題や潜在的な問題点に気づくきっかけを与えてくれるシステムだと感じました。
「ビジネスにおける潜在的な課題を客観的に診断する」ありそうで、これまでになかった画期的な仕組みだと感じています。
何より、アイデアが出てから形になるまでのスピードの速さには驚かされました。 JCAさんのチームとしての結束力、そして底知れぬパワーを感じつつ(笑)、 実行委員としてお声がけして本当に良かったと心から思っています。
「展示会スマートナビ カイケツくん」は、今後リリースの際に改めてお知らせしますので、ぜひ楽しみにお待ちいただければと思います。