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RECRUIT NEWS JCA リクルートニュース

2025.04.15

令和7年度永年勤続表彰式

イベント

 4月1日(火)、令和7年度永年勤続表彰式を行いました。

 永年勤続表彰は、『満10年以上にわたって誠実に勤務した社員に対し、勤続満10年目を始めとし、以降は5年毎にその勤務態度、業績等を審査し、これを表彰する』ものです。(就業規則より)

 今年は、勤続25年、20年を迎えた2名のメンバーが表彰されました。

 ここからは弊社代表平木がFacebookで発信したメッセージをご紹介します。

 4月1日、永年勤続表彰を行いました。

 今年の対象者は二人、勤続25年の私の先輩、勤続20年の私の同期です。今では想像できないかもしれません。“不夜城”“新3K”と言われた時代を、私たちは生き抜いてきました。

 最近、会社の歴史を振り返るために整理しているのですが、2000年以降、93名が入社し、実に62名の正社員が退職していきました。このうち、5年以内に退職したのが54名、3年以内に退職したのが39名です。

 それが単に仕事の厳しさによるものだったと、片付けることはできません。会社の歴史として、かつて退職者が「絶対選ばない方が良い会社」「漆黒のブラック企業」と転職サイトに残したように、当時の会社本位の社風・文化・価値観が影響していたことも事実です。

 ですが、それもまた当時の環境や時代背景の中で、生き残りをかけて、皆が必死に模索していたプロセスだったのだと思います。30年の企業生存率は0.02%と言われます。実に5,000社に1社の割合です。それは偉業だと思います。そしてもちろん、そうした過程の中で尽力された多くの先輩方にも、あらためて敬意と感謝をお伝えしたいと思います。

 単に過去を美化すれば白ける。素晴らしいことも恥ずかしいことも会社の歴史であり、それを知ってようやく過去を正しく受け止め、敬意を払い、そして誇りを感じ、未来に向かって歩みを進めることができるものと私は考えています。過去があったからこそ、今があります。私はスピーチをしながら、先代社長の想いが私を通して伝わっているような、私に語り掛けられているような、そんな気もするのです。

 私も同じ時を生きてきた者として、万感胸に迫るものがあり、二人への尊敬と感謝の気持ちに感極まって言葉がところどころ詰まり、思うように読み上げることができませんでした。本当に、大変な時代を、みんなよく頑張ってきた。

 うまく読めなかった私のスピーチを、ここで改めて残しておきたいと思います。


 本日は、お二人の永年勤続表彰ができることを、心から嬉しく思います。20年・25年という長きにわたり会社を支えてくださったお二人に、まずは深く感謝と敬意を申し上げます。本当にありがとうございます。

 私自身、JCAに就職して今年で20年を迎えることになります。私たちが就職した2000年代初頭は、いわゆる「就職氷河期」と呼ばれ、内定一つ取るのも苦労する時代でした。会社に拾ってもらったという感覚を持っている人も多いと思います。今の時代では考えられないでしょうね。

 就職してしばらくすると、当時のIT業界は「新3K」――きつい、帰れない、給料が安い――と揶揄される時代が続きました。「不夜城」と呼ばれた職場もありました。深夜でもオフィスの明かりは消えず、平常時で終電のタイミングが来てやっと帰れるという時代でした。そして、「デスマーチ」という言葉も流行しました。「死に向かう行進」のような仕事を、私たちは本当に経験してきたのです。それでも、皆さんは自己研鑽を重ね、逃げず、折れず、ひたむきに働き続けました。

 今日表彰されるKさんは、今でこそ社内で仕事をされていますが、私は、ほとんど社内で仕事をされているイメージを持っていません。私が入社する少し前は広島に出張され、現在も続く取引のきっかけとなるプロジェクトで、大変な仕事をされていました。また、2010年代には名古屋へ出張をされ、現地で一から信頼を築き、ノウハウを持ち帰り、今では当社の柱の一つとなっているチームを立ち上げていただきました。

 そしてGは私の同期であり、入社当時はそれほど親しくなかったように思いますが、今となっては長年ともに苦楽を分かち合ってきた戦友のような存在です。同期のGが、新入社員時代に配属されたプロジェクトも、2010年代に配属されたそれも、今では想像もできないような働き方をしていましたが、それをやり遂げたことは、今も継続している取引の礎となっています。

 その功績は素晴らしいものですが、お二人の存在自体が会社にとって大きな財産であると私は考えます。

 今、この会社があるのは、お二人を初めとして、これまで頑張ってきたみなさんのおかげです。本当に大変な時代をよく一緒に生き抜いてきたと思います。みなさんのおかげで、後進のメンバーが安心して働ける環境を作ることができています。どうかこれからも、第一線で活躍されつつ、その経験と想いを若い世代に伝えながら、共に未来をつくっていきましょう。

 改めまして、本日はおめでとうございます。これまでのご尽力に心より感謝申し上げるとともに、お二人と、ご家族のご健康とご多幸をお祈りして、私の挨拶とさせていただきます。本当に、ありがとうございました。

 (ここまでが、弊社代表平木のメッセージとなります。)

 永年勤続表彰を受賞されたお二人に、これまでの歩みや、次の世代へ伝えたい想い等、お話を伺いました。

(Kさん)
Q.JCAへ入社した理由を教えてください。
A. 私が卒業した電気工学科では、大半が電力会社や電気工事会社に就職しており、私自身もその道を想像しながら、学生時代には実際に電気工事のアルバイトもしていました。ただ、いざ就職を考えた時には、パソコンにあまり触れたことがなかったにも関わらず、IT業界が注目されているという理由だけで志望しました。当時は就職氷河期ということもあり、就職活動に大変苦戦し、自分が選んだというより会社から選んでもらえたという思いでした。

Q. 仕事のやりがいを教えてください。
A. 自分が作った製品が世の中に出ていくことに立ち会えたことです。世の中に出ていくまで苦労した分、嬉しさもありました。

Q. 長く働き続けられた理由は何ですか?
A.上司や先輩、後輩、部下、お客様等、働くうえで関わりのある方々に恵まれたからだと思っています。私が若い時は、終電で帰宅するのが当たり前で、正直「きついな」「しんどいな」と思うことが多かったですが、そういう時に周りの方々が助けてくれたおかげで、長く働き続けられたと思います。

Q. 若い世代に「長く働くことの魅力」を伝えるとしたら?
A.「この業界向いていないな…」と思ってもコツコツとやっていれば報われる日が来るかも知れません。

Q. 就職先を考える学生にメッセージをお願いします。
A. 自分の人生と世の中を豊かにできる場所が見つかれば良いですね!

(Gさん)
Q.JCAへ入社した理由を教えてください。
A.平木社長もスピーチの中で話されていましたが、私自身も「会社に拾ってもらった」という感覚を持っています。就職が厳しい状況下で福岡のシステム会社をいくつか受ける中、JCAは自分の伸びしろや可能性にも期待してくれていると感じたことが、入社を決めた理由です。

Q. 仕事のやりがいを教えてください。
A. 狙った通りの結果が出た時や、相手に満足してもらえる提案ができて喜んでもらえた時は嬉しいです。

Q. 長く働き続けられた理由は何ですか?
A.一生懸命やっていたら、気がつけば時がたっていたというのが正直なところです。入社前や新入社員研修の3か月はとても長く感じ、無限に続くように思えたこともありますが、いざ現場に入ると、時間が過ぎるのがとても早かったです。

Q. 若い世代に「長く働くことの魅力」を伝えるとしたら?
A. 自分のパーソナリティを理解してもらえたうえで、やりたいことに挑戦できるようになることだと思います。仮に転職したとしても、自分のことを知ってもらい、やりたいことを任せてもらえるようになるまでには時間がかかります。時間がただ過ぎていけば良いというわけではありませんが、本当にやりたいことをやれるようになるには、ある程度の時間が必要だと感じています。

Q. 就職先を考える学生にメッセージをお願いします。
A. 就職先を考える時は、「今できること」を基準にしない方が良いと思います。「今やってみたいこと」を軸にして、行った先でがむしゃらにやれば、きっと壁は乗り越えられます。「今できること」が自分のピークなはずがありません!