8月5日から9日までの5日間、インターンシップを実施しました。今回は九州インターンシップ推進協議会を通じて、大学2年生の5名の学生を受け入れました。
当社は福岡中の「こうしたい!」をシステムで解決する会社です。今回のインターンシップでは、地場のIT企業として私たちがどのように地域社会に貢献しているのかを伝えるとともに、システム開発を通じて、社会や企業、働くということについて考えてもらう機会を設けました。
当初の計画では、システムエンジニアの仕事をイメージしてもらうために、「JCAのメンバーを仮想顧客に見立てて、新しいリクルートサイトの提案を行う」という架空の題材を用意しました。また、当社の企業文化や仕事に対する姿勢も理解してもらうことができるように、新人研修として実施している「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」を題材にした勉強会への参加や、将来どのような環境で働いていきたいか等、仕事に対する価値観を掘り下げていくワークを実施することを計画しました。
内容について社長に相談した際に、「この内容でも成立するとは思うが、この内容は各学生のニーズに応えることができているのか、その視点で企画を考えられているだろうか。」「就業体験なのだから、私たちの仕事の醍醐味の一つとして、インターン生のみなさんには、自身が考えたもの、作ったものが実際に世の中に出て行くことを経験してもらいたい。」「一般的にシステムエンジニアの仕事はものづくりというイメージが強いが、実際には顧客のエンゲージメントを高めるための様々な業務が存在し、その幅広さを知ってもらいたい。」という視点が示されました。この言葉を受け、改めて学生一人ひとりの「インターンシップで学びたいテーマ」を確認しました。
各学生の「インターンシップで学びたいテーマ」を一部抜粋したものが以下です。
・IT活用からマーケティングまでの幅広い分野の経験を積み、職業適性を見極めたい。IT関係の開発業務に興味があるが、文系の授業では触れることができない分野であるため理解を深めたい。
・ソフトウェア開発やマーケティング等、IT企業が実際にどのような仕事をしているのか知りたい。
・課題解決能力やITの知識について学びたい。また、文系出身の方のIT業界での活躍についても知り、幅を広げたい。
・IT技術をどのように活用すれば、現代社会における課題を解決できるのか知りたい。
・SEになる上で必要なスキルや専門知識は何か学びたい。
当初の計画は、実務に直接結びつくというよりも、採用過程で実施しているワークの延長線上にあるような構成でしたが、各自が希望する学びを最大限に得られるように内容を再検討しました。具体的には、最初にインターン生が設定したテーマについて内容を掘り下げ、明確な目標にしたうえで、それに基づいた実務を通して学びを得られるように工夫しました。
ここからは5日間の活動内容をご紹介します。
<1日目>
初日は、大学の試験日程等の都合もあり、3名のインターン生でスタートしました。最初に、当社の事業内容やオフィスの紹介を行い、その後は各インターン生の今回のインターンシップにおける目的を掘り下げ、期間中の行動目標を設定するワークを実施しました。
インターン生からは、「今回のインターンシップで何を学びたいか、そのためにはどう行動するべきかが明確になった。」「他の参加者の目標や意見を聞くことができ、刺激になった。」という声が挙がっていました。
午後からは、システム開発がどのように行われるのか実際の業務の一部分を体験してもらいました。今回は、当社が開発している「Taberii」アプリの抱えている課題を提示し、画面や機能の改善案を検討してもらいました。
※「Taberii」とは、福岡地域限定の特別な食の福利厚生サービスです。詳細についてはこちらよりご確認ください。
<2日目>
この日から全5名のインターン生が揃いました。社長より、「Taberii」の概略とJCAがこのサービスを通じて実現したいビジョン、そのために実施している活動について説明が行われました。
その後、初日から参加している3名のインターン生には、検討してもらった「Taberii」アプリの改善案を発表してもらいました。社長やアプリ開発に携わるメンバーが実際の運用を想定し、開発者目線でのフィードバックを実施しました。
インターン生ならではのユニークな視点から様々なアイデアが提案され、メンバーにとっても新たな学びの機会となりました。
一方、2日目から参加した2名のインターン生は情報系の学部に所属しており、SEとしてのスキルや技術の活用方法を学びたいというニーズを持っていたため、「Taberii」アプリの画面の問題を改善、修正する課題を提示し、システム開発に取り組んでもらいました。
<3日目、4日目>
インターン生それぞれが営業、広報、システム開発と実際の業務に挑戦しました。営業では、「Taberii」に協力いただいている飲食店や企業を訪問し、現場での営業活動を体験してもらい、広報では、「Taberii」の情報発信をするための記事作成に取り組んでもらいました。また、システム開発では、開発の第一線で活躍しているメンバーからの助言を受けながら、技術的な知識と実践力を高めてもらいました。
休み時間は、オフィス周辺の「Taberii」が利用できる飲食店で昼食をとり、インターン生同士だけでなく、様々なメンバーとの交流の機会を設けました。インターン生からは、「会社やIT業界について深く知ることができ、有意義な時間となった。」という声が挙がっていました。
<5日目>
最終日は、インターン生それぞれが初日に立てた目標の達成度や活動内容、そこから得た気づき、学び、自身の変化について、1人10分間のプレゼンテーションを行いました。
5日間を終えたインターン生のみなさんの感想を一部ご紹介します。
・開発、営業、広報と幅広い分野の経験を積み、職業への理解を深めることができた。
・IT企業は1人でPCに向かって作業をするイメージがあったが、お客様やメンバーとコミュニケーションをとる機会が多くあり、自身が知っている仕事はほんの一部分だということを実感した。
・実際の現場を見て、社員の方の仕事に対する想いや文系出身の方の活躍について知ることができた。
・IT技術を活用した課題解決について学んだことで、今後は自分でも積極的に勉強して技術を身につけたいと感じた。
・SEになる上で必要なスキルや業務内容について直接話を聞くことができ、有意義な時間だった。
今回のような形式でのインターンシップは、当社として初めての取り組みであったため、私たちも試行錯誤を重ねながら進めてきました。インターン生のみなさんが多くのことを学び、成長する姿を目の当たりにし、一人ひとりのニーズに応えた学びを提供することの大切さを実感しました。
日頃の業務においても、相手の真のニーズを理解し、JCAが大切にしているFor Youの精神を持って行動することが重要であると再認識しました。
参加したインターン生には、今回得た知識と経験を、ぜひ今後の成長に活かしてもらいたいと思います。これからの活躍を期待しています!
当社としても今回の経験から得た気づきを活かし、今後もインターンシップを開催していきたいと考えています。興味のある方は、LINEからお気軽にお問い合わせください。みなさまからのご連絡をお待ちしています!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
当社リクルートサイトに来ていただいた方は、はじめに以下の記事をご覧ください。
「はじめに」
「働くことに何を求めていますか?」
「価値観とは」